作るものを現場で決め、1 ターンから組み立てる
技術は一通りある。API も叩ける。それでも手が止まるのは、何を作ればいいかが決まらないから。
本書は概念の整理ではなく、実在するシステムの設計図を最後まで見せることで、そこを抜けます。
Vol.4 は 2026年9月 発売予定/ 本書の発売日・形態・価格は決まり次第このページで
そして、いちばん厄介な失敗は、エラーを出さない。
— 第00章「図を 1 枚も持たないまま、17 万行になった」より
AI エージェントの本は「どう作るか」から始まります。けれど中堅のエンジニアが実際に止まるのは、その手前です。 答えは要件定義書にはありません。現場の隣にしかない。
技術は一通りある。API の叩き方も分かる。それでも「うちの現場では何を作るのが正解か」が出てこない。作るものは、他人の一日を分で数えると出てくる。
動くものはある。だが人に見せられる図がない。ER 図・クラス図・動作フロー図を、実物の規模で見た経験がないまま増やしている。
1 つで動いた形のまま数を増やすと、必ずどこかで壊れる。ツールが 59 本、テーブルが 134 種になった日に壊れた場所を、先に知っておきたい。
ログは成功、根拠も正しい。それでも答えだけが逆を向いて外へ出ていく。いちばん厄介な失敗は、エラーを出さない。
架空名で Atlas(社内 SaaS)の ナビ(AI エージェント)と呼びます。 数字はすべて実測しました。社名・人名・製品名は全面的に架空のものへ置き換えていますが、規模と構造は実物のままです。
ORM もマイグレーションも無く、CREATE TABLE が 96 ファイルに散っていて、ER 図が 1 枚も存在しない。
— 本書はここを逆手に取り、後から図を起こす
完成した設計図の展示ではなく、後から図を起こす作業の記録です。読者は同じものを最小の 1 ターンから組み直します。
例外を作りません。前作は「1 つで動く側」、本書は「数が増えて壊れた側」+「図を後から起こす側」です。
要件定義書ではなく、他人の一日を分で数える。FDE の働き方を自分のチームへ向ける。
最小実装と、最小の図。素の API 1 往復から積み上げて、まず 1 つで動かす。
59 ツール・134 テーブル・12 画面・7 入口・37 ジョブ・156,392 字。実測値まで増やすと、どこが先に壊れるか。
図・スキーマ・実コード。図とコードの両方を主役にし、章あたり 2〜3 枚の図を必ず置く。
各章末に「やってみる」を置く。判断を表にして残すので、自分の現場に当てはめ直せる。
1 ターンのフロー図(03章)/ ER 図(07章)/ 承認境界の構成図(15章)。00 章で 3 枚を宣言し、16 章で 3 枚に戻ります。残り 14 章はその間を埋めるものです。
基礎 00–04 → 中級 05–10 → 上級 11–16 のランプ。各 Part 末には「図を描かなかった現場」の事故コラムを置いています。
図は 50 枚。フロー図・シーケンス図・状態遷移図・ER 図・クラス図・画面遷移図の 6 種類を、 「何を決める図か」で使い分けています。
写真は制作中のイメージです。ページ数・造本は最終版で変わることがあります。
技術は一通りあるのに「AI で何を作ればいいか」が決められない人。
社内エージェントを作れと言われたが、どこから図を引けばいいか分からない人。
既にエージェントを動かしていて、構造が伸びなくなったと感じている人。
ER 図・クラス図・動作フロー図を、サンプルではなく実運用の規模で見たい人。
前作『チームに溶け込むAIエージェント開発』を読んでいなくても読めます。ただし本書は前作と同じことを二度書きません。
読む順序はありません。どの巻からでも単独で読めます。